新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、在宅ワークが急速に広がりました。在宅ワークには様々な利点や課題がありますが、特に大きな課題のひとつに、「ついついサボりがちになってしまうこと」が挙げられるのではないでしょうか。
正直な話、在宅ワークでサボっている?
結果はこうなりました。
はい 35.6%
いいえ 64.4%
(在宅ワークをしている365人の回答)
およそ3人に1人の方が「在宅サボり」を自白しました。上司の目の行き届かない在宅ワークでも3人に2人の方がサボらず仕事をしているのも驚きですが、それでは、サボっている人たちはどのようにサボり、また、サボらず仕事をしている人はなぜサボらないのでしょうか。それぞれの方に実態を聞いてみました。
サボってます派
家に居るといつでも出来ると先延ばしにしたり、やる気が起こらない(30代女性)
大谷翔平の試合がテレビでやっていたのでそれを見ながら(50代男性)
うちの会社はZoomの会議では顔を出しておかないといけないルールだが、退屈すぎてきいてられないしどうせ何か意見を聞かれることもないので、私の顔を写真に撮ってそれをZoomの壁紙にして出かけていたら、たまたまその日だけ上司から質問を振られたようで、バレてあとで怒られた(40代男性)
月1会議は退屈。リアルの時は他事ができなかったがリモート参加可能になり家事をしながらできる。会議は無駄な話が多いのでリモートで自分が必要な事だけ参加できるのがよい(60代女性)
会社にいる時に比べると、スマホを見たりボーッとする時間が長い。あいだにヨガをしてみたりもする。だけど、出社すると人に話しかけられたりする時間がたくさんあって、仕事が進まず残業になるのに対して、在宅だと定時で終わることができるので効率的だと思っている(60代女性)
会社のPCのログインした時間が自動的に勤務開始時間として記録されるから、朝とりあえずPCの電源だけ入れて二度寝する。(30代女性)
Zoom会議は参加して聞いていれば画面をオフにしていても問題ないので、極端な話、何をしていてもバレようがない。朝イチでまだ眠たい時はベッドで横になりながら聞いている(30代男性)
顔が出る会議でマジメに参加しているフリをしてパソコンでネットフリックスを見ている。字幕が出れば、音声をオフにしていても内容はわかる(40代男性)
パソコンしながら足湯ができるように足浴器を買った(30代女性)
サボっていると言っても仕事はきちんと時間通りに仕上げている。仕事をする中で余った時間を掃除などの家事に使ったり、ちょっとドラマを見たりする時間に使ったりしている(40代女性)
様々な「サボりテクニック」が明らかになりました。一方で「時間内に仕事さえ終わらせていれば何をしていてもいいはず」と、ごもっともなご意見も多数ありました。
サボってません派
会社よりも集中できる環境なので逆に作業効率UPです(50代男性)
通勤時間がかからないぶん、仕事をしてしまう。休日であっても休日出勤の申請をしなくても作業ができるので、ついつい忙しい時は仕事を優先してしまう(40代女性)
むしろ納得するまで自分のペースで取り組めるので、長時間労働になった(50代女性)
サボれるほど暇じゃない。自分の生産性が下がるって、恥ずかしい(60代女性)
神様はきちんと見てらっしゃると思うから。「天知る、地知る、我ぞ知る」というのを聞いたことがあります。後ろめたいのはいやです(60代男性)
こちらの皆さんはものすごく仕事に対してストイックですね…見習いたいものです。
とはいえ、「サボる」「サボらない」以上に重要なのは、「時間内に仕事を終わらせること」ではないでしょうか。とくに在宅ワークという働き方は、上司の監視が届きにくい分、自己管理能力がより問われるようになっているようです。
調査概要 |
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調査期間:2022/04/28〜2022/05/09 |
調査方法:インターネット調査 |
調査対象:全国の男女 |
モニター提供元:モラタメ |
調査人数:2,420名 |
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