夫婦生活も数年、数十年と長くなると、相手のちょっとしたことでさえも気になったりするものです。でも、「わざわざ言うほどのことじゃないし…」とか、「言ったらギスギスしちゃうし…」など、「言えないまま我慢しているちょっとした不満」の1つや2つはありますよね?
夫・妻の気になるクセで、指摘せずに我慢していることがありますか?
ある 50.5%
ない 49.5%
指摘せずに我慢している夫・妻のクセが「ある」と回答したのは全体の50.5%と、約半数となりました。2人に1人は、何かしら思いつつも心のうちにとどめているようです。なお男女別に見ると、「ある」と回答した割合は男性で51.8%、女性で50.0%と、男女差はほとんどなく、夫、妻どちらも同じくらい相手に対して我慢しているところがあることが判明しました。
では、夫、妻は相手のどういったクセを我慢しているのでしょうか。まずは妻の意見を見ていきます。
妻が指摘せずに我慢している「夫のクセ」
「〜ぱなし」が多い
なんでもしっぱなし。電気つけっぱなし。暖房、冷房つけっぱなし。洗面所使いっぱなし。食べっぱなし。子供が真似するからやめてほしい(60代女性)
マナーが悪い
食事の時に必ず食べ物をこぼします。言っても直らないので諦めました(60代女性)
手洗いで、手に付いた水を払わないで、タオルで服から、タオルがすぐビショビショ!トーストを食べる時、皿を遠ざけで食べるから、テーブルにパンかすが落ちて困る!(50代女性)
食事の時に、肘をつくことや、お茶碗を持たずに食べます。何度か注意しましたが、嫌な顔をされるので、注意するのは止めました(50代女性)
偉ぶった態度をとる
横柄な態度。子供への接し方。自己中な行動などキリがないです(40代女性)
偉そうな態度・言い方。帰宅後、家事は何もせず、寝転んで野球(有料放送)(50代女性)
やったらやりっぱなし、食事のマナーが悪いなど、夫はまるで子どものようだと感じている妻が多いようです。その一方で、大きな態度をとるといった偉そうな言動への不満も。年齢を重ねれば重ねるほど直らなくて、最終的に諦めてしまうといったコメントも目立ちました。
夫が指摘せずに我慢している「妻のクセ」
すぐキレる
すぐに大きな声で怒鳴る。反発逆ギレされる(80代男性)
自分勝手
時間を問わず掃除機をかけること。早朝や、電話中でも(60代男性)
人の都合を考えずに出発の5分前に突然予定を言い出すこと(60代男性)
自分勝手で我がままで知ったかぶりな所(70歳男性)
家事が手抜き
歳の所為でもあり、片付けなど手抜きが多い(50代男性)
夜の洗い物をしてくれるのですが、洗い方が雑で綺麗に洗えていないところがあるところ。見つけたら言わずに洗い直しします(60歳男性)
夫はすぐに感情的になる妻の言動や、周りを考えない行動に疲弊しているよう。パートナーの情緒面に不満をもつのは、圧倒的に男性の方が多いことがわかりました。妻の家事に対する不満は、妻と同じだけ家事をしている夫でないと、たしかになかなか指摘しづらいものでしょう。
夫・妻ともに「指摘しないけど気になるクセ」
痰がからむのと、歯に詰まったものをチッチッ取ろうとするのが耳障り(40代女性)
食事の後に歯のつまりをシーシーと音を立てて除こうとすることが毎回のようにあるから(60代女性)
コーヒーを飲む時に私の嫌いなズズズズーーーズルズルと音を出しながら飲む時に吐きそうになる(70代女性)
いびきや食べるときの咀嚼音といった、本人が意識していない音に対して我慢しているという声は、男女ともに多かった回答でした。近年では「音ハラスメント」という言葉が出てくるほど、音に関して不快感をもつ人が多いようですが、「音ハラ」は夫婦間でも大きな問題になっているようです。
指摘していたけど直らなくて諦めた。言うと機嫌を損ねるので言わなくなった。そんな不満が目立つ今回のアンケートでした。赤の他人同士が同じ屋根の下暮らしているのですから、ある程度の我慢は必要なのでしょう。しかし「熟年離婚」という言葉が流行っている昨今、ある日に夫・妻の不満が爆発して取り返しのつかないことになってしまわないように、普段からもう少し相手に気を遣ってみるといいのかもしれません。
調査概要 |
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調査期間:2022/04/28〜2022/05/09 |
調査方法:インターネット調査 |
調査対象:全国の男女 |
モニター提供元:モラタメ |
調査人数:2,420名 |
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