飲食店で、あなたが注文した料理に髪の毛が入っていたらどういう行動をとりますか?
店員さんに言って料理を替えてもらう 69.4 %
よけてそのまま食べる 14.6 %
手を付けず残す 7.1 %
「お金返して」と言う 5.7 %
その他 3.2 %
「店員さんに言って料理を替えてもらう」「『お金返して』と言う」を選んだ人の割合が、合計で75.1%という結果になりました。
そして「店員に言う」の中でも「店員に言って料理を替えてもらう」よりもさらに過激派の「お金返してと言う」は5.7%でした。
4人に3人の割合で、店員さんに声をかけるということがわかりました。
主なコメントとともにご紹介します。
よけてそのまま食べる派
自分の髪の毛かもしれないし、そんなことで店に文句を言おうとは思わない(30代男性)
また作ってもらうのが面倒だし、自分のものかもしれないから(40代女性)
混入していた髪の毛が自分のものかもしれない、という声があがりました。
大量に入っているとかなら店員さんに言うと思うが、1本くらい入っていてもそこまで気にならないので(40代男性)
毛にもよる。女性の美しく細い毛なら気にしないけど、陰毛っぽければ言う(40代男性)
短い毛ならそのままよけて食べると思う。数十センチを超える長い物なら替えてもらうかもしれない(50代女性)
入っていた髪の毛の程度による、という声も。髪の毛の量や長さなどの種類にもよるようです。
自然現象なので仕方がないという気持ちもあるので。お店が混んでいなかったら会計時に伝えます(40代女性)
髪の毛はないが、人間だから仕方ないかと気にしない。会計のときさりげなく、伝える(70代女性)
髪の毛は仕方ない、と食べるときは気にせず、会計のときに伝える、という声もあがりました。
しかしその一方で、
見なかったことにする。そして、もう二度と行かない(60代女性)
いちいち気にしない。もうその店を利用しないだけ(50代女性)
伝えることはしなくても、そのお店にはもう行かない、という声も。
花王が運営している「ご贔屓ナビ」というサイトによる「初めて利用した飲食店をリピート訪問しない理由は何ですか?」というアンケートに対し、「お店の清潔さや清掃状況が気になるから」と回答した人の割合は34.9%を占めたそうです。
衛生管理が気になるという理由は、そのお店のリピートには大きな影響を与えるのが現実のようですね。
買った弁当の中に髪の毛が入っていることはそれほど珍しくないので気にしません。ただ仕出し弁当のご飯にゴキブリが入っていたときだけは、クレームの電話を入れ謝罪に来てもらいました(40代男性)
海外で料理に虫が入っていたことがあり、店員に言ったら、虫を取り出して『ノープロブレム!』と笑顔で言われた。それ以来何となく、髪の毛ぐらいたいしたことではないような気がしている(50代女性)
虫などではなく髪の毛くらいは気にしない、という声も見受けられました。
中には海外でのびっくり経験により、髪の毛くらいは大したことがない、という方も。
店員さんに言って料理を替えてもらう派
気持ち悪いと思い、食欲がなくなるから(40代男性)
サラダを頼んだときに髪の毛が入っていたことがあり、店員さんを呼んで替えてもらったことがある。自分や身内の人間の髪の毛だったらよけて食べることができるが、見ず知らずの人間の髪の毛が入っているのは嫌だと思うし、ほかにもなんか入ってそうな気がするから(60代女性)
前に飲食店で髪の毛が入っていたことがあり、不快な気持ちになった。衛生的に食べたくないと感じたため、変えてもらった(20代男性)
自分の髪の毛でも足に付いたりすると嫌なので、人の髪の毛なんて問題外(50代女性)
他人の髪の毛はやはり気持ちが悪い、という声が多くあがりました。
商品として成立していないことはちゃんと伝えるべきだから(50代男性)
お金を払って食べるものなので、料理をつくるプロとして髪の毛の混入はNG。ボランティアでつくってくれたのなら何も言わない(50代男性)
作り直しが当然でしょう!お金払うんだから(50代女性)
お金を払う以上、商品として成立していないため伝える、という声も。
自分だけでなく、これからのお客さんのためでもあるから(60代男性)
放っておくよりその場ですぐに言ったほうが、お店にとってよいことだと思うから(60代女性)
伝えたほうが、今後のお店やお客さんにとってよいから、という意見をあげる人も見受けられました。
親族とともに初めて入ったイタリアンでそのようなことがあった。不快感はあったものの、その後、とてもスピーディーに代わりの料理が出され、丁寧な謝罪もあったので、嫌な気持ちを引きずらないで済んだ(40代女性)
店員さんに『髪の毛が入ってるのですが』と言うと、割と早くに同じ食事の新しい物を持って来てくれた。嫌な気持ちよりも返って信頼が出来ると思い、そのお店をより好きになった(60代女性)
上記のように、お店側の丁寧な対応によって不快感を与えることを避けたり、むしろ対応のよさによって好感度が上がる、ということもあるようです。
手を付けず残す派
伝えることが面倒臭い、という意見が多くあがりました。
また、
上記のように言いづらいことを理由にあげる声もちらほら。
店員さんに言う勇気はなく、その後来店しなければよいと思った(80代女性)
「よけてそのまま食べる派」の中でもあがった、「もう二度とその店には行かない」という声も。
前述のとおり、やはり飲食店の衛生管理はリピートするかどうかということに大きな影響を与えているといえそうです。
せっかく外食をしていても、衛生面で気になることがあると食事の時間も楽しめなくなってしまいますよね。
飲食店側が一生懸命注意をしていても、ヒューマンエラーはどうしても起こり得るものです。
外食の際に注文した料理に髪の毛が入っていたら、店員さんに声をかけるようにするのがよさそうですね。
■調査概要
調査期間:2022/09/09〜2022/09/12 |
調査方法:インターネット調査 |
調査対象:全国の男女 |
モニター提供元:株式会社ドゥ・ハウス/myアンケートlight |
調査人数:988名 |
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