買い物をしていて、無人レジと有人レジの両方があいていたらどちらを選びますか?
有人レジ 57.3%
無人レジ 42.7%
有人レジと回答した人が57.3%、 無人レジと回答した人が42.7%という結果になりました。
年代別に見てみたところ、20代で有人レジと回答した人は約36.5%でしたが、40代で51.6%、60代で67.0%、と年代が上がるにつれて有人レジ派が多いということもわかりました。
主なコメントとともにご紹介します。
有人レジ派
有人レジのほうが楽!無人レジは面倒
有人レジのほうが手間がかからず楽、無人レジは面倒だという声がもっとも多くあがりました。
スピードもカゴ詰めも完璧なプロに任せたい!
自分のかごに店員さんにレジをしながら品物を入れてもらったほうが綺麗に入れてもらえるから(60代女性)
後できれいに荷物を積み込むことができるから。無人レジで後の人がたくさん並んでいたりすると悪いと思い、つい雑に買ったものを袋に入れがちなので(60代女性)
有人レジはプロにやってもらえるので早いから、という声も多く見受けられました。
また、チェッカーに任せたほうがカゴに綺麗に入れてもらえる、という声も多くあがりました。
スピードとカゴ詰めの綺麗さという利便性を優先した結果だといえるでしょう。
無人レジは温かみがない?!人との繋がりを大切にしたい
無人では、温かみのあるサービスを感じない(70代女性)
人との直接的な関わりを大切にしたいから(60代女性)
有人レジでのコミュニケーションを大切にしたい、という声も多く見受けられました。
中には無人レジは温かみがない、という声もありました。
無人レジの使い方がわからない、慣れない…店舗によって使い方が違う!
慣れない無人レジを使うのはもたついてしまい、ほかの方のご迷惑になりそうなので、よほど空いているときでないと使おうとは思いません(40代女性)
無人レジの使い方がわからない、もしくは慣れていない、という声も多くあがりました。
また、
無人は操作が分かりにくい機種もあるから(60代男性)
店舗によってレジの使い方が異なったり、わかりにくい機種があるということを理由にあげる人も。
中には、よくスーパーなどで見かける自分でバーコードスキャンをするものでなく、画像認識方式やICタグ方式を取り入れた無人レジであれば使いたい、という声も見受けられました。
ポイントやクーポンを使いたい
クーポンなどあると人がいるほうが楽なので(40代女性)
クーポンやポイントを使いたいから、という声も見受けられました。
店舗や導入している機械の種類にもよりますが、紙のクーポンなどの場合は回収する必要があったり、商品とセットで登録する必要があるなど、無人レジでは対応ができないこともあることも影響しているようです。
会計ミスで万引きに?!実際に目撃した声も…
無人の場合、自分の会計ミスで万引きになりたくない(40代男性)
無人レジでごまかしてる人(万引き)を見ると悲しくなる(30代女性)
会計ミスをすることによって万引きになってしまうことを懸念する声もあがりました。
中には、実際に無人レジで商品をごまかして万引きをしている人を目撃したという声も。
アメリカではありますが、買い物客の5人にひとりが「セルフレジの小売店で何らかの商品を盗んだことがある」と答えたという調査結果も発表されています。
「東芝テック株式会社」では、AIで万引きのような不正行為を検知できる研究と製品化が進められています。
そういった技術の導入により、今後は不正行為を防ぐことができるようになりそうですね。
仕事を奪いたくない…客の立場として違和感?
専門で仕事をしている人がいるのに利用しない理由がない(60代男性)
その方が会計支払いが早く終わるから。また、レジ打ちの人の仕事の機会を奪うような感じがして、申し訳ない気分になるから(50代男性)
チェッカーの仕事をしている方の仕事を奪いたくない、という声も。
また、
客の立場で自分でするのは違和感がある(50代男性)
なぜ自分で対応しなければいけないのか分からない。その場合、ディスカウントが人件費分なければおかしい(60代男性)
上記のような客としての立場で違和感がある、という声も少数ながらあがりました。
自分で対応した場合に、人件費分のディスカウントを求める声も見受けられました。
無人レジ派
慣れればスムーズ!時短になる
慣れてしまえばそっちのほうが手早くできるから(40代女性)
無人レジは慣れてしまえば手早くできる、という声が多くあがりました。
中には、レジ経験があるため自分でやったほうが早いという方も見受けられました。
会話をしなくて済む!コミュニケーションをとりたくない
極力人と関わりたくないし話したくないし、自分でやったほうが楽だから(20代女性)
ポイントカードの提示、支払方法の指定などのコミュニケーションが面倒だから(30代男性)
コミュニケーションを極力減らしたい、という声も多く見受けられました。
近年はポイントカードを導入している店舗が増えているため、そういったことでコミュニケーションが多い印象を受け、面倒に感じる人もいるようです。
今だから気になる…コロナ禍の感染予防対策として
商品を触れられずに自分で袋に納められるから(50代女性)
コロナなのでなるべくレジの人にべたべた触ってほしくないから(30代男性)
コロナ禍という状況から人との接触を減らしたい、という声も多く見受けられました。
コロナ禍以前は、スーパーにおいては商品スキャンは店員が行い、支払いは顧客だけで行うセミセルフ式が主流という傾向にありましたが、コロナ禍をきっかけにフルセルフレジの割合が高まる傾向に。
コロナ禍以前はフルセルフレジに対して「面倒臭い」という印象を抱いていた顧客が、コロナ禍をきっかけに非接触を求めるようになったことが、フルセルフレジの増加の背景にあります。
小銭やカード利用…周囲に気を使わなくて済む
小銭を出しやすかったり、支払い方法を考えやすい(40代女性)
有人レジだと、少額だとカードの利用が迷惑がられるかなとか、お金を財布から出すときにもたついたりすると後ろの人に悪いから早くしなきゃと焦ったり、色々気を遣ってしまいますが、無人レジなら気を使わなくていいからです(40代女性)
チェッカーの方に気を使わなくて済む、という声もあがりました。
「クレジットカードの読みもの」の2019年の統計によると、少額決済でカードを使うのに抵抗があると答えている人の割合は44%を占めています。その理由のほとんどは周りの目が気になるから、ということでした。
周囲の目が気になる人は無人レジを選ぶ傾向にあるのかもしれません。
無人レジに慣れるために…いつかは無人レジ店舗が主流に?
今は慣れるためにできるだけ無人レジを使っている(70代女性)
これからますます増えるであろう無人レジに慣れるために使っているという声もあがりました。
前述のとおり、無人レジの導入は増加しており、海外では、センサーやコンピューターによるAI画像解析を使った店舗である「無人レジ店舗」がすでに導入されています。
日本でもすでに、ファミリーマートと提携している無人レジ店舗である「TOUCH TO GO(TTG)」が導入され、急速に拡大しています。
「TOUCH TO GO(TTG)」は、利用客がゲートをくぐり、購入する商品をそのままバッグへ入れ、セルフレジで自動で算出された購入金額を電子マネーで支払う、という仕組みです。
時間と手間を考えて…量が多い場合は有人レジ、少ない場合は無人レジ
そのときの状況により異なるが、購入品目が少なければ無人、多ければ有人を選択するだろう。時間と手間を勘案し選択することになる(40代男性)
量が少ないときは無人、多いときは有人と決めている(50代男性)
買い物の量によって、無人レジと有人レジを使い分けているという声も。
コロナ禍をきっかけにますます導入が加速している無人レジ。
最近では「TOUCH TO GO(TTG)」のようなセルフレジ店舗の展開も急速に拡大しています。
今回の調査では有人レジと無人レジの結果は五分五分でしたが、来年には異なる結果になっている可能性も高そうです。
■調査概要
調査期間:2022/09/09〜2022/09/12 |
調査方法:インターネット調査 |
調査対象:全国の男女 |
モニター提供元:株式会社ドゥ・ハウス/myアンケートlight |
調査人数:988名 |
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