次にあげる食品について、賞味期限をどのくらい気にしますか?あなたの気持ちにもっとも近いものを選んでください
必ず賞味期限内に食べるもの
塩辛 34.9%
ヨーグルト 32,2%
ぬか漬け 31.3%
キムチ 31.3%
納豆 29.8%
チーズ 29.3%
食品によって大きな差が表れることはなく、賞味期限を必ず守る人は約3割ほどを占める結果になりました。
その一方で、約2割の人が賞味期限を何日も過ぎていても自分の舌を信じて食べるということもわかりました。
次にあげる食品について、賞味期限・消費期限をどのくらい気にしますか?あなたの気持ちにもっとも近いものを選んでください
必ず賞味期限・消費期限内に食べるもの
牛乳 40.8%
パックの惣菜 37.7%
牛肉 39.8%
豆腐 37.7%
菓子パン 31.7%
冷凍の惣菜 30.6%
ゼリー 29.1%
食パン 28.5%
醤油 28.4%
味噌 28.4%
缶詰 25.8%
カップラーメン 25.1%
牛乳・豆腐・牛肉・パックの惣菜とほかの食品について比べると、期限内に食べると回答した人が1割ほど多い約4割を占めています。
また、カップラーメン・缶詰・味噌・醤油は3割を超える人が、期限を何日も過ぎていても自分の舌を信じて食べると回答する結果になりました。
それぞれの意見をご紹介します。
賞味期限・消費期限を守る派
おいしく食べたいから賞味期限内に食べる!
その食品の最高の味を味わうために賞味期限があると思うので、必ず賞味期限内に食べる(70代男性)
おいしいものはおいしいうちに食べるのが最高の味わい方だと思っているから(20代男性)
農林水産省が定めている「消費期限」「賞味期限」の違いは以下のとおりです。
【消費期限】
袋や容器を開けないままで、書かれた保存方法を守って保存していた場合に、この「年月日」まで、「安全に食べられる期限」のこと。お弁当、サンドイッチ、生めん、ケーキなど、いたみやすい食品に表示されています。
【賞味期限】
袋や容器を開けないままで、書かれた保存方法を守って保存していた場合に、この「年月日」まで、「品質が変わらずにおいしく食べられる期限」のこと。スナック菓子、カップめん、チーズ、かんづめ、ペットボトル飲料など、消費期限に比べ、いたみにくい食品に表示されています。
この期限を過ぎても、すぐに食べられなくなるわけではありませんが、期限を過ぎたものを食べるのはあくまで自己責任であり、注意が必要です。
期限内に食べると回答した方の中では、賞味期限に則っておいしいうちに食べたいから、という声が多く上がりました。
賞味期限切れは気持ちの面で食べられない
賞味期限が切れた食品は精神的に食べれない(60代女性)
賞味期限を目安に購入して食べないと気分的におなかの調子が悪くなる(70代女性)
賞味期限切れの食べ物を食べるのは気持ち的な面で無理だという声もあがりました。
牛乳、豆腐、お肉、パックの惣菜の消費期限は気になる
総菜は期限切れを起こさないように心がけている(40代男性)
牛乳は消費期限内でも味やにおいがおかしくなることがあるので、変な味がしたらいつも捨てている(70代男性)
昔消費期限切れの牛乳を知らずに飲んでお腹を壊したことがあるので、特に開封した乳製品は気を付けている(50代女性)
調査結果においても、期限内に食べると回答した人の割合が多かった食べ物は特に気になる、という声も多くあがりました。
中には、牛乳は期限内でも品質に問題が起きることがあるという声も。
厚労省と農林水産省が定めている消費期限は「期限を過ぎたら食べないほうがよい」のため、健康面・安全面において注意したほうがよいでしょう。
賞味期限・消費期限を過ぎても食べる派
発酵食品は気にしない!むしろ体にいい?!
こういった発酵食品は1〜2か月過ぎても迷わず食べる!!当たり前!!(70代男性)
より発酵がすすんで体にいいように思う(60代女性)
期限が切れても気にしないと回答した人たちの中では、そもそも発酵食品なので賞味期限を過ぎても気にしない、という声が多くあがりました。
中には、より発酵が進むことによって体によいのではという声も。
理論上、発酵食品が腐敗する可能性は低いといわれていますが、多くの発酵食品は食品流通における衛生上の問題から殺菌処理がされており、発酵を止めています。そのため、食品が傷みやすいという専門家の見解も発表されています。
賞味期限はあくまで「味」の問題!判断ポイントは匂い
賞味期限は、あくまで『味』の問題だと思うので、気にせず可能な限り食べる(60代女性)
賞味期限は『おいしく頂ける期限』ということで…実際はまだまだ食べられるものも多いので、自己判断で決めてます(40代女性)
賞味期限はあくまでおいしく食べられる期間のため、気にしないという声も多くあがりました。
厚労省と農林水産省が定める賞味期限の定義は、「定められた方法により保存した場合において、期待されるすべての品質の保持が十分に可能であると認められる期限を示す年月日をいう。ただし、当該期限を超えた場合であっても、これらの品質が保持されていることがあるものとする」です。
においがひどくなく、いやなねばつきなどなければ食べていて、今まで問題はありません(50代男性)
まず匂いを嗅いで大丈夫そうなら食べる。大体の食品は少々期限が過ぎていてもおいしく食べれる(60代女性)
賞味期限を過ぎている食べ物の判断基準は「匂い」という声も多く見受けられました。
期限を過ぎたほうがむしろおいしい!キムチや納豆にはこだわりがある人も
大丈夫か気にしながら食べるが、むしろ熟成が進んでおいしいことが多い(50代男性)
賞味期限が過ぎたほうが、酸味がでてかえっておいしく感じるから(20代女性)
賞味期限過ぎのもののほうがおいしく感じるという声も多くあがりました。
賞味期限切れの納豆はかなり乾燥しているが、それはそれで触感がいい(40代男性)
納豆は賞味期限から5日過ぎた頃が一番おいしい(60代女性)
納豆はある程度時間が経ったもののほうが、柔らかく混ぜやすいし、コクがありおいしい(60代男性)
納豆は賞味期限を過ぎたほうが好みだという声も。
中には具体的な日数をあげる方もいました。
キムチは通常、賞味期限を過ぎて乳酸発酵が進んだもののほうが好きです(50代男性)
キムチは10日過ぎても食べた。酸味が増して、個人的には酸味が好きなので結構おいしく食べました(40代女性)
キムチの古いものをチゲ鍋にするととってもおいしい(30代女性)
納豆同様、キムチも賞味期限を過ぎたほうがおいしく感じるという方が多く見受けられました。
キムチは賞味期限を過ぎると酸味が増すため、そのほうが好みだという声もあがりました。
醤油、味噌、パンは気にしない!
味噌、醤油は発酵食品なのであまり気にしない(80代男性)
パンは消費期限が過ぎていてもカビが生えていなければ食べる(40代女性)
パンは1週間期限が切れても普通に食べられることが分かった(40代男性)
醤油や味噌など色が変わってくるものも、意外と食べれるので気にせず使う(60代女性)
醤油や味噌、パンの期限は気にしないという声も見受けられました。
あえて賞味期限が近いものを選んで買っている
生もの以外は食費軽減したいため、半額もしくは割引のある商品しか購入しない(60代男性)
ヨーグルトは当日で日切れのものを買って2〜3日で食べる。日切れの近いものは値引きされているので助かる。食べて今まで体調の変化はない(60代女性)
賞味期限切れ間近で値引きになっているのを買うことが多く、あまり気にしていない(70代男性)
節約の観点で、賞味期限が近く値引きされているものをあえて購入しているから気にしていないという方もいました。
賞味期限切れは家族には食べさせられない?!?!
賞味期限切れても1週間以内なら食べます。但し、家族には食べさせません。自己犠牲の精神です(50代女性)
納豆はけっこう賞味期限が切れてしまうことが多く、白いねばねばが更にパワーアップする感じがします。でも、味にはまったく問題なく、逆に発酵されて栄養価が高くなっているのでは?と思います。でも、子供にはなるべく賞味期限切れの物は出さないようにしています(50代女性)
賞味期限切れを食べるのは、自分の役目だという声もちらほら。
子供や家族には食べさせられない、という方も少数ながら見受けられました。
消費者庁は食品ロスを減らす行動として、「賞味期限は、過ぎてもすぐに廃棄せずに自分で食べられるかどうかを判断すること」を推奨しています。
食品ロスを減らすためには、賞味期限と消費期限のふたつの期限表示を正しく理解することが大切ですね。
■調査概要
調査期間:2022/10/01〜2022/10/03 |
調査方法:インターネット調査 |
調査対象:全国の男女 |
モニター提供元:株式会社ドゥ・ハウス/myアンケートlight |
調査人数:922名 |
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