あなたはえのきを調理するとき、画像のどこで切りますか?
A 6.3%
B 51.7%
C 36.6%
そのほか 5.4%
Bと答えた方が半数以上を占め、もっとも多い結果となりました。
そもそも、えのきの根元ってどこで切るのが正しいんでしょうか?
Bのえのきの根元にある線で切ると思いがちですが、実はこの線はえのきを栽培している容器である菌床ビンの口の部分が当たっていた跡です。
実際にはこの線の下にも可食部分があるため、根元の端の菌床がくっついている部分である画像のCで切るのが正しいんだとか。
となると、約6割に近い58%の人が切り落としすぎている、ということになりますね。
次にあげるような食材を食べた後、残った根っこを水栽培で育てて食べたことがありますか?育てて食べたことがあるものを全てお選びください。
豆苗 31.9%
カイワレ大根 16.1%
わけぎ 11.1%
パクチー 4.2%
そのほか 2.5%
どれも残った根っこを育てて食べたことはない 56.1%
約4割の人が残った根っこを水栽培で育てて食べたことがある、と回答する結果になりました。
中でもダントツで人気なのは豆苗ということもわかりました。
野菜の切れ端を利用して野菜を育てることを「リボベジ」といいます。
主なコメントをご紹介します。
えのきを調理するとき、Aで切る派:汚い、硬い…集合体が無理?!
食感が悪いのでもったいないと思いながらもしっかりと短く切っている(60代女性)
集合体恐怖症なので、Bあたりでカットすると、ぎゅっと集合したえのきにゾッとする。Aあたりでカットすると、すぐにバラっとほぐれているから(40代女性)
根元に近くなると硬い、食感が悪い、汚い、などの声が多くあがりました。
中にはほぐれない様子が集合体に見えて生理的に無理、という声も。
えのきを調理するとき、Bで切る派:線がある、ちょうどいい!中にはCが正しい場所と知っている人も
Aだと食べる部分まで捨てることになるから勿体ないが、Cだと根の部分が付いてくるので(50代女性)
Cでは根っこが気になりAではもったいないので間をとりB(60代女性)
菌床の部分は風味が悪く、加熱しないと使いづらいから(50代男性)
あまり下過ぎると石づきまでいってしまうので(50代女性)
AはもったいないのでBが適量。Cで切るくらいならほぼ全部食べる。しかしほぼ全部食べることを選択できるなら、野菜は買わずその辺の食べられる野草を食べる(50代男性)
固まった束の上までは食べたいと思う。本当はCのところまで食べれるみたいだが(40代男性)
ちょうど境目になっているから、という声がもっとも多くあがりました。
次いで、AはもったいなくCは根がついてくるから中間をとってB、という理由をあげる人が多く見受けられました。
中には、Cで切るのが正しい、と知っているけどBで切っている、という人も。
えのきを調理するとき、Cで切る派:ゴミや食品ロスを削減!
可食部分は食べてあげないと、植物に対して失礼(70代男性)
硬い部分はそのままフライパンで焼けばおいしく食べられる(50代女性)
食材の無駄をなくす観点から、工夫して食べられそうな部分は捨てないようにしているから(60代男性)
以前はBにしていたがネットでたまたま目にしてからギリギリに切っている(60代女性)
ゴミや食品ロスを削減するため、という声がもっとも多くあがりました。
中には、根元が好きだという声も。
根元の部分は「森の帆立」とも呼ばれており、根元を使ったレシピがさまざまなメディアで紹介されています。
長野県のスーパー「ツルヤ」では、「森のほたて」という名称のえのきの根っこだけの部分を売っている商品が販売されており、とても人気で売り切れていることも多いんだそうです。
残った根っこを水栽培で育てて食べたことがある:豆苗
育つ過程を見るのも楽しみだし、収穫したときの味の比較も楽しい(50代女性)
コロナ禍で初めて栽培して、気持ちが穏やかになった(40代女性)
食べるためというよりは育てるのが楽しくてやっている。成長記録をTwitterにあげて楽しんでいる。収穫後は竹輪との和え物にしたりする(50代女性)
水栽培で2.3回利用する。節約の意識(40代女性)
豆苗は、毎日水を替えて育つのを楽しみにしていた。ただ、よく育てるには、根元から8~10cm位残して茎から小さな葉が出ている部分を残さないとならないので、2〜3回でやめた(70代女性)
炒め物やおひたしにして食べる。育てる楽しみがある(40代女性)
育っていく様子が楽しいが回を重ねるとやせ細ったものが伸びるのでケチ臭いと思ってしまう、今度からはやめようと思うがしばらくするとやってしまう(60代女性)
豆苗を卵と一緒に炒めて食べたりしている。育てている時は観葉植物を育てているような感覚(40代女性)
かわいく感じて、おいしく食べようと思う(50代女性)
豆苗をベーコンと一緒に炒めて食べるのが好きなので、少し上で切って育ててまた食べるようにしている。毎朝晩に水を替えているときに育っているととても嬉しい気分になる(50代女性)
カイワレ大根を味噌汁やパスタに添えている(50代男性)
もっとも多くあがったのは、育てるのが楽しみという声でした。
また、調理法としては味噌汁や野菜炒めなどが多くあがりました。
今回調査の候補にあげた野菜のように、根から栽培できる野菜のことを再生野菜といいます。
ほかのリボベジはネギや小松菜、チンゲンサイ、ミズナ、セリ、ミツバ、クレソンなどがあげられます。
リボベジに、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょう。
いかがでしたか。
食品ロスの原因のひとつである過剰除去。
個人が意識を変えれば、少しずつであっても食品ロスを減らすことにつながります。
身近なことから取り入れていくことが大切ですね。
■調査概要
調査期間:2022/10/01〜2022/10/03 |
調査方法:インターネット調査 |
調査対象:全国の男女 |
モニター提供元:株式会社ドゥ・ハウス/myアンケートlight |
調査人数:922名 |
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