あなたの日本に対する気持ちに、より近いほうを選んでください
日本はもう衰退していくだけだ 59.2%
日本はまだまだ国際的に主要国でありつづけられる 40.8 %
「日本はもう衰退していくだけだ」と回答した人が59.2%という結果になり、約6割近い割合を占めました。
それぞれの意見を見てみましょう。
日本はもう衰退していくだけだ派
少子高齢化で人口が減るから
少子化対策を全くしていないので、将来の日本には期待できないから(40代男性)
少子化が進んでいること、国を支える人口が減っていっているのは危機を感じるから(60代女性)
もっとも多くあがったのは、少子高齢化が進むことによって日本の人口が減っていくからという声でした。
現在の日本は、人口に占める高齢者の割合が増加する「高齢化」と、出生率の低下により若年者人口が減少する「少子化」が同時に進行する少子高齢化社会となっています。
少子高齢化の進行により、日本の生産年齢人口は1995年をピークに減少に転じ、総人口もすでに減少しているのが現状です。
厚生労働省の発表によると、2065年には総人口が9,000万人を割り込むとされています。
また、
結婚しない、したくない人が半分近くいる今の日本に伸び代があると感じるのは難しい(70代女性)
出生率に影響を与える婚姻率の減少をあげる声も見受けられました。
政治家に問題あり!
政治家は自分のためと一部の金持ちのために行動している(60代女性)
政治家の無能ぶりが最近顕著で、不備ばかりでこの国の将来を視点に入れているとは思えないから(70代女性)
政治家や政治に問題がある、という声も次いで多くあがりました。
止まらない円安・・・
止まることのない円安に不安を抱く声も。
10月21日の外国為替市場においての円相場は一時1ドル=151円台にまで下落し、1990年8月以来約32年ぶりの円安基準を更新しました。
物価は上がるのに賃金は変わらず・・・
何においても外国より劣ることが多く、賃金にしても少しも上がらず国民は耐え忍んでいます(70代女性)
物価や税金だけ上がり賃金が上がらない。国民の声が政治に届かない(30代女性)
世界の中でも賃金が低いことにがっかり。取られる税金の使われ方に疑問もある。明るい未来が見えない(50代女性)
賃金が低いままでは、技術力の向上はあり得ない(50代女性)
賃金が上がらないから、という声も多く見受けられました。
日本の平均給与の推移は新型コロナウイルスの影響があり、右肩下がりとなっているのが現状。
平均年収においては1992年が歴代最高のピークとなり、2018年の段階でピーク時から40万円ほど少ないと発表されています。
いつまで続く?コロナ禍も影響
コロナの影響もあり、明るい未来は見えない(30代女性)
長期間続いているコロナ禍を原因にあげる声もあがりました。
日本のコロナ禍中の経済的落ち込みがほかの国に比べても大きく、期間も長いことが背景にあるようです。
輸入に頼っていることを問題視する声も
日本は輸入に頼りすぎているという声も見受けられました。
しかし、日本は貿易黒字国であり、財務省が発表している最新の「日本の貿易額(輸出と輸入)の移り変わり」によると、2020年は新型コロナウイルス感染拡大により、世界的に貿易が減少したことから輸出も輸入も減少しましたが、2021年は世界経済の回復を背景に輸出入が増加したと発表されています。
特に輸入においては、エネルギーや資源価格の高騰で大幅に増加していますが、輸出に関しても前年比21%増だとされており、新型コロナウイルス流行前の2019年の水準まで回復しています。
輸入に頼りすぎている、という認識は事実とは異なるのではないでしょうか。
日本はまだまだ国際的に主要国でありつづけられる派
勤勉、真面目である国民性
真面目で几帳面な人が多い日本人だから、これからまだ進歩していけると思っています。頭のいい人たちが海外に行ったりしているのを見ていると、日本で活躍してもらえたらもっと日本は成長続けることができるのではと思っています(60代女性)
生産現場の労働者の勤勉さは他の国に絶対負けない。日本人のワーカーのレベルの高さは他の国に負けない(70代男性)
日本人の国民性としてよくあげられる勤勉や真面目であることを理由にあげる声が多く見受けられました。
日本には高い技術力がある!
日本には技術力があるから。AIを積極的に取り入れ、人口が減少しても大丈夫な社会にしていけばよい(40代男性)
日本の技術力は高いから、という声も多くあがりました。
とはいえ、2022年の世界技術革新力ランキングでは、日本は13位で昨年と変わらない順位をキープしているのが現状です。
ビジネス環境や国内の市場規模、特許出願数で評価が高い一方、教育への支出や労働生産性など人材面で伸び悩んだといわれており、アジアでは韓国が首位で、シンガポール、中国、日本が続く結果でした。
同じアジアの韓国や中国に比べると、やや勢いが足りないともいえるのではないでしょうか。
希望を込めて・・・若い力に期待するという声も
円安などあまり良くないニュースが続くけれど、まだまだ日本が先進国だという希望を捨てたくないから(20代女性)
希望的な願いを込めて。若い方々の可能性を信じて(50代女性)
どちらとも言えませんが、若い人が頑張って日本を引っ張って行ってくれるよう、希望的観測です(70代女性)
今の若い人たちも捨てたもんじゃないから(40代男性)
若い人の中には自分があって新しいことに飛び込んでいける人がいるらしいのをテレビなどで見ると、日本もまんざら捨てたものではないと思えるから。また将来への期待も込めてそう思いたい(70代女性)
希望を込めて「日本はまだまだ国際的に主要国でありつづけられる」と回答したという人も多く見受けられました。
若い世代に期待をするという声も目立ちました。
GDPが3位!まだまだ負けてない
まだ経済力(GDP)は、世界3位なので力は残っていると思われる(70代男性)
日本は衰退したというがGDPはまだ世界No.3。この後中国が衰退し、またNo.2に返り咲く可能性大(70代男性)
国内総生産(GDP)も世界第3位なので、まだまだ他国には負けてないと思います(50代男性)
最新の世界GDPランキングで日本が3位に入ったことを理由にあげる声もあがりました。
GDPとは、「Gross Domestic Product」の略称で「国内総生産」のことを指し、国内で一定期間の間に生産されたモノやサービスの付加価値の合計金額のことです。
このGDPのランキングにおいて日本は、1位のアメリカ、2位の中国に続く3位だとされています。
少子高齢化や進む円安・物価の上昇などを理由に、「日本はもう衰退していくだけだ」と思っている人が約6割を占めていることがわかりました。
今のままの状況が続けば、日本が先進国から転落してしまう可能性は高いでしょう。国民ひとりひとりがもっと危機感を抱き、現状を自覚することが必要なのではないでしょうか。
■調査概要
調査期間:2022/09/15〜2022/09/19 |
調査方法:インターネット調査 |
調査対象:全国の男女 |
モニター提供元:株式会社ドゥ・ハウス/myアンケートlight |
調査人数:976名 |
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