野村総合研究所が3年おきに実施している「生活者1万人アンケート」によると、投資している人の割合は2018年に行われた前回の調査と比較して3.6%増え、人口の21.1%を占めているそうです。
働かなくても生きていけるのなら働きたくない
そう思う 38.8 %
ややそう思う 25.0%
あまりそう思わない 23.4%
そう思わない 12.8%
「そう思う」「ややそう思う」と回答した人が63.8%、「あまりそう思わない」「そう思わない」と回答した人は36.2%という結果になりました。
6割を超える人が「働かなくても生きていけるのなら、働きたくない」と思っている一方で、4割弱は「働かなくて生きていけるとしても、働きたい」と思っていることが判明しました。
その差は一体どのようなことなのでしょうか。
それぞれの意見をご紹介します。
働かなくても生きていけるのなら、働きたくない派
働いている理由は生活のためだから
働かなくていいのなら働かなくて実家に帰り親孝行したいです。働く理由は、生活費のためです(50代女性)
働くことは金のためにしているだけなので、金があれば働かない(20代男性)
もっとも多くあがった意見は、「働いている理由は、あくまで生活のためでお金を稼ぐことだから」という理由でした。
生きるやめに働いているから、働かずに生活できるのであれば働く必要がない、ということのようです。
働く時間でほかのことをしたいから
仕事辞めたい、だけじゃなくて、お金を稼ぐ手段として好きなことをしたいから(50代女性)
自分のやりたいことが『働く』ことでは実現できない。やりたいを仕事にできないから(40代男性)
家でのんびりテレビを見ていたいから。働く理由は、夫に『稼いでいないのだから、家事ぐらい全部やれ』と思われるのが悔しいから(40代女性)
次いで「働く時間でほかのことをしたいから」という意見が多くあがりました。
仕事をしていることによってやりたいことができない、時間がないという人が目立ちました。
働くことがストレスだから
働くことでかなりの神経をすり減らしているので(50代女性)
働くことがストレスだからという理由をあげる人も多く、中でも人間関係によるストレスを訴える人が目立ちました。
仕事が嫌・・・今の仕事にやりがいを感じないから
肉体労働だから疲労がたまって仕事をするのが嫌になるから(30代男性)
仕事が嫌だから働きたくない、という声も見受けられました。
多くの理由は、疲れる、やりがいがない、といったことでした。
働かなくて生きていけるとしても、働きたい派
社会とつながり、役立ちたい!仕事が生きがい
やりがいがなくなる、社会の役に立ちたい(50代女性)
働くのはお金を稼ぐのだけが目的じゃなく、社会とのつながりとか自分自身の成長とかもあるから(60代女性)
使命感を持って働くことは生きがいにつながる(50代男性)
お金が欲しくて生活のために働くのは、働く理由として第一の理由だが、働くことで社会の役に立っていること、社会から必要とされていることは、自分にとって大切なことだと感じているから(40代女性)
「働かなくて生きていけるとしても働きたい」と回答した人の中でもっとも多くあがったのが「社会とつながり、役立ちたいから」という声でした。
今の仕事にやりがいを感じている、仕事が生きがいだという人も多い傾向にありました。
生涯現役!心身の健康のために働きたい
生涯現役、頭も体も酷使することによって若さを保てる(70代男性)
働かない(動いていない)と激太りするので(30代女性)
次いで「健康のために働きたい」という声も多くあがりました。
特に「ボケ防止のため」という声が目立ちました。
仕事をしないと暇・・・休日やお金のありがたみがなくなる?!
暇も飽きると思うので。仕事があるからこそ暇が楽しい。適度な仕事は運動にもなっていいと思う(30代女性)
社会との接点がなくなりそうだし、日々脳が衰えてしまいそう。毎日休日だと休日の有難みもなくなるし仕事はしていたい(20代男性)
お金の価値を考えなくなってしまうと思うから。日々の食事や生活を大切にできなくなるのが悲しいと思うので(50代女性)
仕事をしないと暇になりそうだから、という意見もあがりました。
毎日が休日だと休日のありがたみがなくなる、という声や、お金の価値を考えなくなりそう、という声も。
働かない=罪悪感、恥ずかしい
働かないと罪悪感があるし暇な気がする(20代女性)
楽はしたいが、仕事せず生活してると家族に対して恥ずかしいという思いがあるから(30代男性)
働かないことに罪悪感がある、恥ずかしいという声もちらほら。
「働かなくても生きていけるのなら、働きたくない」と回答した人が働いている理由は、生活のためであることが多いようです。
しかしその一方で、「働かなくて生きていけるとしても、働きたい」と思っている人が働いている理由は、生活のためだけでなく、社会とのつながりや心身の健康のためだということもわかりました。
みなさんの場合はいかがでしょうか?考えてみることで、働くことに対する自分自身の価値観について改めて気づくこともありそうですね。
■調査概要
調査期間:2022/10/01〜2022/10/03 |
調査方法:インターネット調査 |
調査対象:全国の働いている男女 |
モニター提供元:株式会社ドゥ・ハウス/myアンケートlight |
調査人数:577名 |
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