2021年12月に行われたプレイライフ株式会社が行った「コロナ禍が終息した後に期待するもの」「(制度などとして)残ってほしいもの」に関する調査によると、過半数を超える人が「在宅勤務を制度として残して欲しい」と回答したという結果が発表されています。
在宅勤務で仕事の生産性は上がったと思いますか?
そう思う 18.0%
ややそう思う 36.9%
あまりそう思わない 34.2%
そう思わない 10.8%
「そう思う」「ややそう思う」と回答した人が約55%、「あまりそう思わない」「そう思わない」と回答した人が約45%という結果になり、半数以上の人が「生産性が上がった」と思っていることがわかりました。
主なコメントをご紹介します。
在宅勤務で効率が上がった派
最多回答は通勤時間削減!在宅のほうが集中できる理由は・・・?
通勤にかかる時間がなくなるのでみんなの疲労度が軽くなる(20代男性)
通期時間がないため、心に余裕ができのびのび仕事ができる(30代女性)
「通勤時間が減ったから」という意見がもっとも多い結果となりました。
通勤によるストレスがなくなった、もしくはその時間を仕事で消費できるようになった、という声が多く見られました。
時間の有効活用や通勤によるストレス軽減は、テレワークの最大のメリットだといえるのではないでしょうか。
社内だと誰かれなく声を掛けられ、そのたびに時間がかかってしまったが、自宅だと仕事に集中する時間が作れる(60代男性)
余計な話し声や電話の声が聞こえないので集中しやすいから(40代女性)
次いで「在宅のほうが会社より集中できるから」という意見が多くあがりました。
理由としては、「話しかけられることがないから」という声が最多で、ほかにも「リラックスできるから」「マイペースにできるから」といったことがあげられるようです。
ウェブ会議なので要点で終わる、時間の使い方が効率化できる(40代女性)
ちょっとした打ち合わせがしやすくなった(50代女性)
出勤に対するストレスや、ペーパーレス化が進んだので、とても仕事の効率が上がったと思います(20代男性)
また、打ち合わせがダラダラ続くことがなくなった、しやすくなった、という意見や、ペーパーレス化が進んだことを理由にあげる人も。
在宅勤務で効率が下がった派
メリハリがつきにくい、コミュニケーションにおける不安・・・環境への不満も
在宅でできる仕事があまりないため、やることが少なくサボりがちなので(30代女性)
[icon class="m4"]ネットのパフォーマンスがよくない。コミュニケーションが難しい(50代男性)
「オンオフに切り替えが難しく、メリハリがつきにくいから」という回答が最多でした。
中にはメリハリがつけられず、ついサボってしまう、だらけてしまうという人も多く見受けられました。
株式会社LASSIC(ラシック)が行った「テレワークと『仕事のオンオフ』に関するアンケート調査」によると、オンオフの切り替え方法としてもっとも多かった方法は「コーヒーを飲む」だったそうです。
次いで「仕事部屋に入る」「服を着替える」があがり、会社に通勤するときと同じ行動をとることは、仕事モードに切り替わる効果があるといえそうですね。
会話のコミュニケーション不足により、全ての面でもどかしさと推進力の低下を感じる(60代男性)
情報、業務に重要な問題点の共有化が難しい(50代男性)
聞きたいときに他の人にすぐに確認ができないから(40代男性)
次いで多くあがったのが「コミュニケーションがとりづらいから」という意見でした。
コミュニケーション不足が実際に業務に支障をきたしているという人も多く見受けられました。
進むテレワークの普及において、コミュニケーション問題の解決は大きな課題になっているといえるでしょう。
いかがでしたか。
今回の調査では、テレワークで仕事の生産性が上がったと回答する人が過半数を超える結果となりましたが、その一方でテレワークにおける課題も浮き彫りになりました。
今後テレワークをより浸透させるためには、仕事の生産性におけるデメリットへの対策が必要不可欠なのではないでしょうか。
■調査概要
調査期間:2022/10/01〜2022/10/03 |
調査方法:インターネット調査 |
調査対象:全国の在宅勤務をしている男女 |
モニター提供元:株式会社ドゥ・ハウス/myアンケートlight |
調査人数:111名 |
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