今在籍しているあなたの会社では、「働き方改革」が掲げられていますか?
はい 34.4%
いいえ 39.0%
わからない・知らない 26.5%
「はい」と回答した人は34.4%、「いいえ」と回答した人が39.0%、「わからない・知らない」と回答した人が26.5%という結果になりました。
続いて、「はい」と回答した135名の方に以下の内容の調査も行ってみました。
あなたの会社が掲げている「働き方改革」の内容や成果について、どう思いますか?
満足 15.6%
やや満足 25.2%
どちらでもない 31.1%
やや不満 10.4%
不満 17.0%
内容については知らない 0.7%
「満足」「やや満足」と回答した人を合計すると40.8%となり、4割の人が働き方改革の内容や成果について満足していることが判明しました。
それぞれの意見をご紹介します。
満足している派
以前より残業が少なくなったのと柔軟な働き方が出来るようになったからです(40代男性)
在宅勤務がメインとなり、通勤がなくなったため非常に楽になった。自分にとっては満足のいく改革である(40代男性)
脱時間外労働に向けて動いていて、結果的に帰りやすい雰囲気ができている(30代男性)
残業は極力しないようにと言われている。必要な場合は時差出勤するとか。有給休暇もきちんととれている(50代女性)
この制度によって働かなくなりすぎている(40代男性)
どちらでもない派
労働時間削減を謳ってはいるが、具体策が示されない。ただリモートワークが導入されたことは評価したい(50代男性)
育休明けのスタッフには時短などの制度ができた。が、それ以外のスタッフは今までと何も変わらず、むしろ時短スタッフの分働いている(40代女性)
時間外労働が減ったが、効率性が求められるし収入も減った(40代男性)
以前に比べて時短や残業の削減を進めている。それは良い取り組みであるが、人手不足により業務量は減っていないので、その解消がないと改革出来たとは言えないと思うから(60代男性)
残業しにくくなった代わりに、業務の質が落ちて売り上げ不振につながっているかもしれない(40代男性)
満足していない派
理想論ばかりで現場のことを分かっていない政策ばかり。現場から政策に対しての意見を聴取して改善すべき(20代女性)
自分なりに業務効率をあげて成果を出しても、時間外勤務が減り、手当て・給与は減るという矛盾(50代女性)
業務が偏りすぎている。出来る人は頑張っているが出来ない人はやっていない(40代男性)
ノー残業とか有給休暇取得の無理強いとかはやるけれども実質コロナ禍やDXで仕事は増えているので、実態は伴っていない(50代女性)
今回の調査では、4割の人が「働き方改革の内容や成果について満足している」ということがわかりました。
しかしその一方で、働き方改革の推進により、仕事量は変わらないまま残業が減りオーバーワークになっていることや、個人の業務の偏りが大きくなるなどの問題も浮き彫りになりました。本当の意味での働き方改革とは一体なんなのか、疑問を抱く人も少なくないのではないでしょうか。
ちなみに、2020年に行われた「HR総研」の働き方改革についての調査によると、8割以上の企業が働き方改革に取り組んでいると発表されています。
今回の調査結果とは大きなずれが生じていますが、それは雇用する側とされる側で認識の齟齬があるということの表れかもしれません。
あなたはどう思いますか?
■調査概要
調査期間:2022/12/07〜2022/12/12 |
調査方法:インターネット調査 |
調査対象:全国の会社員の男女 |
モニター提供元:株式会社ドゥ・ハウス/myアンケートlight |
調査人数:392名 |
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