新幹線や飛行機などに乗った際に座席のリクライニングシートを倒すとき、後ろの人に声をかけるべき?それともかけなくても良い?迷った経験がある人は多いのではないでしょうか。
リクライニングシートがついている乗り物(新幹線や、観光バス等)に乗車した際、シートを倒すときはどのようにしますか?
後ろの席に座っている人に声をかけてから倒す 36.5%
後ろの席に座っている人に声はかけずに倒す 21.4%
席は倒さない 42.1%
5人にひとりの人が、後ろの席に座っている人に声はかけずに倒すことが判明しました。
それぞれの意見をみてみましょう。
後ろの席に座っている人に声をかけてから倒す派
以前黙ってシートを倒したら嫌みたっぷりに咳払いされたことがあるので、そのとき以来声をかけるようにしている(60代男性)
声をかけてからシートを倒されたときと黙ってシートを倒されたときとは気分的にも違う。マナーとしても声かけは当然である(60代女性)
気持ち良く承諾してもらうために『シート倒させて頂いてよろしいですか?』と声を掛ける。丁寧にお願いされたら断れないだろうとの思惑もある(70代女性)
以前新幹線グリーン車に乗った際に、断りもせずにリクライニングを倒したら、後ろの席からクレームがあった。怖い感じの見た目の人だったので謝り倒して勘弁してもらった。それ以降は後ろの席の人に必ず断ってから席を倒している(80代男性)
後ろの席に座っている人に声はかけずに倒す派
以前声をかけられたときに急に前の人の顔が出てきてびっくりしたことがあるので(60代女性)
席間の距離が十分にあるので圧迫感を与えると思わない。自分の場合も声かけを望まない(50代男性)
できれば見ず知らずの人に話しかけたくないので、そーっと、見た目にそれほどわからないくらい傾ける(40代女性)
そもそもリクライニングできるように作られているんだし、人に迷惑なほど倒すことはないのでわざわざ断る必要はないと思う(60代男性)
前は声をかけていたが、自分の前の席から声がかかることがほどんどないので、声掛けは必要ないのかもと思い直したので(50代女性)
席は倒さない派
後ろの人に話しかけるのが嫌だし、面倒なことになるのも嫌なので倒さない(60代女性)
席を倒したことはありません。前の人が倒すとそれなりの圧迫感があるので、やはり遠慮します(70代女性)
自分が前の人の倒れたシートで嫌な気分になったことがあるので、自分は倒さないか1番後ろの席を予約して倒す(30代女性)
ネット上で度々話題になる「リクライニング論争」ですが、今回の調査では5人にひとりの人がリクライニングシートは後ろの席に座っている人に声をかけずに倒すことが判明しました。
その一方で声を掛けてから倒す派からは実際に嫌な思いをしたりトラブルがあったことがきっかけになったという声も目立ちました。
また、もっとも多かった席を倒さない派の中では、「倒す必要がない」のではなく「本当は倒したいけど遠慮している」人が多く見受けられました。
声をかけてから倒す派の人以上に、シートを倒すことに気を遣っているということになるのではないでしょうか。
リクライニングの利用については、鉄道会社各社では基準は設けておらず、基本的には乗客任せになっていますが、JR北海道では利用マナーについて下記のような見解を示しています。
「リクライニングを使用する際には、急に倒すと、後ろのお客様が驚いてしまう場合や、深く倒すと圧迫感から、不快に感じるお客様がいらっしゃいます。後ろの方へ確認していただくようご協力をお願いします」
あなたはどうですか?
■調査概要
調査期間:2023/02/13〜2023/02/15 |
調査方法:インターネット調査 |
調査対象:全国の男女 |
モニター提供元:株式会社ドゥ・ハウス/myアンケートlight |
調査人数:977名 |
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