「むすびえ」とは?
「こども食堂」の支援を通じて、誰も取りこぼさない社会をつくることを目指す支援団体です。
「こども食堂」は、子どもでも一人で行ける無料または低額の食堂です。地域・企業など民間発の自主的・自発的な取組みです。
「こども食堂」の目的は、おなかをすかせた子どもへの食事提供から、孤食の解消、滋味豊かな食材による食育、地域交流の場づくりと、さまざまです。感染症対策の観点から、活動をお弁当や食材の配布等にかえ、利用者や地域とのつながりを守り続けているところもあります。
活動について、むすびえプロジェクトメンバーの阿久津様にお話を伺いました!
―日頃、どのような活動を主にしていらっしゃるのですか?
私たちは、全国の「こども食堂」がよりよく運営されるための支援を行っています。
ひとくちに「こども食堂」と言っても、地域や運営団体がさまざまで、支援の形も多様です。各食堂が必要とする内容に合わせ、おおむね次のような支援を行っています。
・人(スタッフやボランティア)
・食材(お肉、果物、野菜、お米等)
・お金(運営資金)
・場所(開催場所)
・広報周知(地域や学校との連携を含む)
・保健衛生設備やノウハウ
・各種プログラム(読み聞かせ、昔遊び)
・感染症対策
また、全国にある「こども食堂」の地域ネットワークを通じて、企業や団体からの寄付やプログラムを個々の「こども食堂」につなぐ活動や、「こども食堂」についての調査・研究も行っています。
写真提供:全国こども食堂支援センター・むすびえ
―「こども食堂」の今後目指す姿とは、どのようなものでしょうか?
小学校の学区につきこども食堂がひとつある状態です。
現在、「こども食堂」は全国4,960か所で運営されています。(2020.12発表。むすびえ、地域ネットワーク団体調べ)これに対し、全国の小学校は約2万校です。
小学校は全国にあり、また人口の多い地域では自然と学区も多くなりますから、市区町村などの括りよりも必要な数がイメージしやすいと考えているんです。学区内なら子どもの足でも通える、というところもポイントですね!私たちのビジョン「誰もとりこぼさない社会」において「こども食堂」が地域ごとの拠点となることを目指しています。
―このページを読んでいるモラタメ会員に、メッセージをお願いいたします。
はじめまして!「こども食堂」と聞くと「子ども専用の食堂」「貧困な子どもを集めて食事させるところ」と思われる方が多いのですが、実はそうではありません。実際の「こども食堂」は、子どもからお年寄りまで皆が集まる、地域の「多世代交流拠点」となっているところが多いんです。参加者の9割が高齢者というところもあるんですよ。もしもお近くで見つけたら、ぜひいちど訪れてみてくださいね。
こども食堂の様子をぜひ動画でもご覧ください!
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