「放課後NPOアフタースクール」について
すべての子どもたちに安全で豊かな放課後を届けることで、子育て世代を取り巻く社会課題解決を目指しています。
放課後の居場所を運営する「アフタースクール事業」と、企業と協働して多様な体験機会を全国に届ける「ソーシャルデザイン事業」の2つの軸で活動を展開しています。
「アフタースクール」は、放課後の小学校の中に開校し、1~6年生まで誰でも参加可能な放課後の居場所です。子どもたちに「本物」の知恵や体験機会を届ける地域の「市民先生」による多様なプログラムがあるのが特徴の一つです。
放課後NPOの太田様にお話を伺いました。
―アフタースクールの様子について教えてください。
例えば、「物語を作る」シナリオプログラムでは、登場人物の名前だけを頼りに想像を膨らませて、自由にキャラクターをつくり上げていきます。一体どんな服装で口癖はどんなだろう?と考えながら、行動やセリフをつけてお話に仕上げていきます。
最初はなかなかアイデアが出てこない子も多かったのですが、市民先生の「自由でいいんだよ!正解なんてないんだから」という言葉をきっかけに、子どもたちの考えがあふれ出します。
自分の考える世界をのびのびと表に出す子どもたちの姿は、とてもいきいきとしています。市民先生は「大丈夫だよ」「こうしたら?」など、難しいな・不安だなという気持ちをほぐして、自由にやっていいんだという気づきをもたらすように働きかけ、寄り添ってくださいます。
放課後NPOアフタースクール・太田様
―「ソーシャルデザイン事業」について教えてください。
日本全国の放課後の居場所や学校授業へ、企業と協働し企画する特色豊かなオリジナルプログラムを届けています。コロナ禍の現在は、オンラインで私たちのスタジオと全国各地の学童クラブをつなぎ、開催することも増えました。
学童クラブは、資材・オンライン機器が整っていないことも多く、配信環境の整備もサポートします。最初は私たちも手探りだったので大変な時もありましたが、今ではこうしたサポートができるのも私たちの強みになっています。
ある日のアフタースクールの様子を動画でご覧いただけます。
―モラタメ会員にメッセージをお願いします。
実は、夏休み・冬休みなど合わせると、放課後の時間は学校で過ごす時間よりも長いんです。放課後は、子どもたちにとってとても大きな可能性を秘めていると考えています。
学童保育の待機児童数が保育園の待機児童数よりも多いなど、これから国をはじめ、社会全体で考え行動していく必要があると考えています。この記事を見てくださる方も一緒に、子どもの未来・社会の未来を切り開いてもらえたらとても嬉しいです。
放課後NPOアフタースクールの活動について詳しく知りたい方は、こちら