「フェアトレードジャパン」について
国際フェアトレード認証の認証事業を行う日本で唯一の機関です。気候変動、ジェンダー問題、学校に行けずに働く子どもたちなど、世界にある様々な社会課題をお買い物(ビジネス)を通して解決する仕組みを運営しています。
フェアトレードジャパンの潮崎様にお話を伺いました。
フェアトレードとは、社会や環境に配慮したものを、適正な価格で取引することで、「寄付や支援」の枠を超えて、ビジネスの構造を変えて社会課題を解決していく活動です。
実は開発途上国で起きている様々な社会課題の原因の一つは、小規模な農家さん達がつくったものが、あまりにも低い価格で買い取られてしまっていることにあります。
世界には様々な「サステナブル ラベル(マーク)」がありますが、その中でも「国際フェアトレード認証ラベル」は世界100か国以上で展開しており、最も信頼性が高いものとも言われています。
お買い物をしている時にこのラベルを見かけたら、この商品を買うだけで世界に貢献できるんだと思っていただければ嬉しいです。
―今月から、全国的なキャンペーンがスタートしたそうですね。
はい!5月の1か月間に「フェアトレード ミリオンアクションキャンペーン」を開催しています。
5月の第2土曜日(2022年は5月14日)は「世界フェアトレード・デー」と呼ばれています。多くの方にフェアトレードを知って貰うため、全国の活動団体が力を合わせて大きなムーブメントを起こそう、という取り組みです。企業や自治体、NGO、学生さんなど120団体以上が連携します。皆さんもぜひWEBサイトを訪れてみて、1アクションを起こしていただけたらと思います!
―モラタメ会員にメッセージをお願いします。
フェアトレードと聞くと、発展途上国の生産者の貧困問題に取り組む、という印象が強いのではないでしょうか。実はそれだけではありません。フェアトレードには環境保護の基準も含まれており地球を守ることにもつながりますし、児童労働を減らし子ども達が学校に行ける未来にも繋がります。
フェアトレードは、「SDGs」が掲げているテーマの多くを解決するきっかけになるんだ、ということをぜひ知っていただき、応援していただけたら幸いです!
生産地の子どもたち
フェアトレードジャパンの活動について詳しく知りたい方は、こちら