「グッドネーバーズ・ジャパン」について
認定NPO法人グッドネーバーズ・ジャパン(Good Neighbors Japan :GNJP)は、海外と国内で子ども達のこころと身体を守る国際NGOグッドネーバーズ・インターナショナルの一員です。
2013年11月8日より、公益性の高い団体である「認定NPO法人」として東京都から認可を受けています。
アジア・アフリカにおいて教育や水、医療などの支援を中心に活動しているのと同時に、2017年9月より、国内ではひとり親世帯に食品を無料配付するフードバンク「グッドごはん」を開始しました。
日本にも生活が厳しく、十分な食事をとれていない子どもたちがいます。 とりわけ、ひとり親家庭はおよそ半数が相対的貧困状態と言われ、深刻な状況にあります。
そこで私たちは、定期的な支援によりすべての子どもが食に困ることがなく、健やかに成長していける社会を目指し、「グッドごはん」を運営しています。
また、食品支援を通じ、孤立しがちなひとり親家庭のこころにも寄り添えるよう活動に取り組んでいます。
活動について綿貫さまにお話を伺いました。
以下は、グッドごはんを利用するひとり親家庭から寄せられた言葉です。
「子どもが『おなかすいた』と言っているのに、食べさせてあげられないことがありました」
「物価が高くて困っています。中学生の男の子で、たくさん食べさせてあげたいため、自分の分を減らしたり、一食抜いたりしています」
日本国内のひとり親世帯の貧困率は44.5%に及び(厚生労働省、2022)、食べるものに困っている家庭は少なくありません。
そこで私たちは毎月約3,500世帯のひとり親家庭に対し、1世帯当たり平均1万円相当の食品を無料で配付しています(2024年3月時点)。
利用者の皆さんからは実際に以下のような声をいただいております。
・おいしそうにお腹いっぱい食べる子どもの顔を見て、親としての最高の喜びを感じています
・家計が助かった。その分を子ども達の衣服や筆記用具、誕生日祝い・クリスマスプレゼントにまわす事が出来た
・利用させて頂いて以降「一人じゃない。まだ頑張れる」と前向きになれるようになりました
実際に届いた利用者の声
―主な実績を教えてください
グッドごはんを開始した2017年当時は、東京都内の限られた場所で食品配付を行っていましたが、より多くのひとり親家庭に食品をお渡しできるよう、私たちは配付拠点の増設に努めてきました。
個人・企業・法人の皆さまのご寄付に支えられながら、2020年には近畿地方に配付拠点を開設したほか、昨年(2023年)には東京都23区全て、さらに九州にも配付拠点を広げることができました。
これらにより、現在は合計50か所以上において配付を行っており、食品受け取り世帯数(累計)は75,370世帯に達しました(2024年3月時点)。
グッドごはんを利用するひとり親家庭は増加し続けており、2024年始時点の食品受け取り世帯数は、前年の同時期の二倍近くでした。利用世帯が増えている状況からも、ひとり親家庭への食品支援ニーズの高さを実感しています。
―その他、お伝えしたいことがあれば教えてください
まだ食品支援を受けられず困っているひとり親世帯がたくさんいます。
また、支援が行き届いていない地域もたくさん残っているため、東海地方にも拠点を広げたいと考えています。
お腹を空かせている子ども達を少しでも多く救うために、皆さまのご支援が必要です。
「子どもにお腹いっぱい食べさせてあげたい」という親御さんたちの願いをかなえるため、どうか温かい応援をよろしくお願いいたします。
―モラタメ会員にメッセージをお願いします。
子どもは国の未来・国の基礎であり、子ども達がどのように成長するかで、その国の未来が変わります。
全ての子どもがお腹を満たし、親が社会から孤立せずに安心して子どもを育てられることが、子ども達の健やかな成長につながります。
グッドごはんを通して、子どもたちの成長を一緒に見守りませんか?
グッドネーバーズ・ジャパンの活動について詳しく知りたい方は、こちら
すべての写真クレジット: Good Neighbors Japan