「日本アニマルトラスト」について
人と動物とのより良い共存のために、1990年「ハッピーハウス」の設立以来、さまざまな活動を行っています。
日本アニマルトラストの末廣様にお話を伺いました。
私たちは、一頭でも多くの動物がその命をまっとうできるよう活動の幅を拡げてきました。主な活動をご紹介します。
- 動物の孤児院「ハッピーハウス」
- 避妊手術・けがの治療等を行う「動物診療所」
- 動物と人が良い関係でいるための「ドッグトレーニング」
- 野良猫と地域を考える「地域猫活動」
―ハッピーハウス設立のきっかけを教えてください。
アニマルトラスト代表の甲斐が、ボランティアとして動物保護施設を訪れたことがきっかけです。
そこで甲斐は、保護されても引き取られず、最終的に安楽死を迎える動物がとても多いことを知りました。
安楽死のない動物保護施設を作りたい、その思いで設立したのがハッピーハウスです。
現在は、約586頭の犬や猫等が暮らしています。彼らは予防接種やしつけのトレーニングを受けながら、引き取り手が現れるのを待っています。
―ハッピーハウスの動物の数は増えているのでしょうか。
残念ながら、年々増えています。特に多いのは、飼い主の高齢や入院によって飼えなくなるケースです。
動物の殺処分の多さが社会問題としてもとり上げられ、その数は減っているように見えます。しかし、私たちに寄せられる引き取り相談の件数は減っていません。解決にはまだ長い道のりが待っていると感じます。
―モラタメ会員にメッセージをお願いします。
まずは、私たちの活動についてぜひ知ってください!
ペットを飼いたい人は、ペットショップやブリーダーさんと並ぶ選択肢のひとつとして、ハッピーハウスを加えてみてほしいです。
また、ほかにもたくさんある動物愛護センターを、身近なものにしてくれたら嬉しいです。
動物と暮らしたいけど、犬・猫は10年以上生きるし、年齢的に不安だな…という方にも知ってもらいたいですね。
ハウスには10歳以上の成犬もいます。マッチング次第で誰でも犬・猫をお家に迎えることが可能です。もしもの時には私たちのフォロー体制もあります。
少しでも多く、動物と私たちの素敵な共存関係を増やしていくために、情報発信していきたいと思います。
日本アニマルトラストの活動について詳しく知りたい方は、こちら