今回の支援団体はこちら!「クロスチーム(株式会社 クロス・カンパニー X-Company,Inc)」
「クロスチーム」とは?
障がい者によるアート活動に各分野の専門家がコラボレーションすることによって付加価値を生み出し、商品及びサービスとして提供する事業を営む企業です。
自閉症の息子さんの親でもある、クロスチームの加藤様にお話を伺いました。
―どのようなプロジェクトをされているのでしょうか?
例えば、地域の特別支援学校の協力のもと、授業の一環としてワークショップを開催しました。プロのデザイナーと一緒にアート作品を創り、その作品からホテルの館内装飾のデザインが生まれたんです。
また、コロナ禍の最近は主に在宅ワークショップにて、ご家庭での創作のお手伝いをしています。
Play with Art &Design Galleryというワークショップでは、障がいを持つお子さんのいる家へ画材をお届けしました。
できあがった子供たちの作品はデザイナーが味付けをし、整えます。そして、まるで作品が実在する商品になったかのように見える「イメージスケッチ」を作成し、原画と共にweb公開しました。
実際のイメージスケッチ
―明るい色合いが素敵ですね!イメージスケッチということですが、おしゃれで、本当に販売されていそうです。
個性豊かですよね。子どもたちは、障がいの影響で苦手なこともありますが、少し場を整えてあげれば自由な発想と突出した個性を発揮することができるんです。
障がい者に関する取り組みは、どうしても障がい者が一方的に「助けてもらう」という形になりがちです。もちろんそのような「福祉」の側面も大切ですが、彼らが主体的に社会で活躍する場は、絶対にあったほうが良い。私たちは「共創」をキーワードに、障がい者に専門家が連携することで「ビジネス」としてちゃんと価値あるものを生み出そう、というチャレンジをしています。
―モラタメ会員のみなさんに、メッセージをお願いいたします。
私たちは、自閉症や知的障がいをはじめとした障がい者がビジネスの世界で活躍できる、そんなステージを創ろうとしています。
「ビジネスの世界」=「競争」の中で試行錯誤しながら、動き続けているので、皆さんにも彼らの表現する力を身近なものとして触れてもらえたら嬉しいです。
クロスチームの活動について、もっと詳しく知りたい方はこちら!