「フローレンス」について
「訪問型病児保育」「障害児保育」「小規模保育を中心とした保育」など親子をとりまく様々な課題を解決すべく多くの取り組みを行っています。
「みんなで子どもたちを抱きしめ、子育てとともに何でも挑戦でき、いろんな家族の笑顔があふれる社会」の実現を目指しています。
フローレンスの鶴見様にお話を伺いました。
「子どもが熱を出して保育園に行けず、会社を休んで看病したら、クビになった」 ある1人の母親の話を、代表駒崎がベビーシッターをしていた自分の母親から聞き、訪問型病児保育事業の立ち上げを決意したことが、フローレンスの始まりです。
親が子どもの看病をするのは、「あたりまえ」のことですよね。そんな子育ての「あたりまえ」のことがしっかりでき、すべての子どもが笑顔で育つ社会を作っていきたい、という思いで活動をしています。
近年の例としては、小規模認可保育所(定員が19人以下の保育施設)も、私たちの取り組みの成果なんです。これは待機児童問題と、都市部で「空き物件」が全体の1割もある、という別の社会問題との組み合わせからの発想でした。
都心の空き物件を活用し、0-2歳児を対象とした定員19人以下の保育園「おうち保育園」を2010年にスタート。この取り組みは法制化に結び付き、2012年「子ども・子育て支援法」にて「小規模認可保育所」が制度化し、待機児童解消の要として現在も増え続けています。
事業のひとつ・こども宅食事業の様子
―子どもをとりまく様々な問題に、どのようにアプローチしているのですか?
問題の発見は、いつもひとりひとりの困っている声を聞くところから始まります。
たとえば「施設型障害児保育園」をスタートしたきっかけは、「(受け入れてくれる保育園がなくて)うちの子は待機児童にもなれないんです」という障害をお持ちの子のお母さんからのご相談でした。
また「赤ちゃん縁組」事業も、貧困や望まない妊娠、自分自身が親から虐待を受けたりして子どもへの接し方がわからない…など、当事者の声を聞いて、もっとサポートできれば悲しい赤ちゃんへの虐待は起こらないのでは、という思いから始まっています。
これからも多くの声を聞いて、少しでも笑顔になる家族を増やしていきたいです。
―モラタメ会員にメッセージをお願いします。
わたしたちは「困っている人とそうではない人」がいるのではない、皆同じ立場で、たまたま「いま、支援を必要としている時」があるだけだと考えています。
いま支援を必要としない人であったとしても、いつか助けが必要になるかもしれませんし、逆にいま支援を受けている人も、将来は誰かを助ける人になるかもしれません。
そんな、皆がかわりばんこに支えあって、循環する社会を作っていきたいと考えています!応援よろしくお願いします。
フローレンスの活動について詳しく知りたい方は、こちら